取引

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「これ、今回の分。」 「ありがとう、加奈子ちゃん」 行為が終わり、女が差し出したのは諭吉1枚。 「また、よろしくね」 女はそう言って笑って、用事があるから、と保健室を出て行った。 「...つまんね。」 俺は誰もいない保健室でそう呟き、俺もまたカバンをとりに自分の教室へ向かう。 そのとき、5限終了のチャイムが鳴った。 この日の授業はこれで終わりだ。 結局、この日もサボり三昧。
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