取引

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「おーい、鳴瀬匠君。」 廊下を歩いていると、後ろから声がした。 振り向くと、俺の親友である尾崎将司がいた。 「お前、またか?」 「あー、うんそうだな。」 「懲りないね、お前も。 にしても、授業サボってお楽しみとはね。それで学年1位とは。 ま、モテる男にはかなわねーわ。」 「うるせ」 「ふ。 なぁ、この後焼肉行かね?」 「この後もデートの予約入ってる。わり。」 「まじかい。 よくカラダ持つな。」 「遊びだから。稼げるし。 一石二鳥ってやつだな。」 「ふーん。 まぁいいけど。 たまには俺との時間も作れ。」 「考えとくよ」 「おぅ、じゃな。」
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