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俺達は、沢山の人間様に、気に入っていただけました。
そうすると優越感で笑えました。
虚像の俺は、人気のようで、
仮面を設定からわざわざ作ってみた甲斐がありました。
愚鈍で愚かな人だと知りながら、「愛してる」と囁いた事もあります。
無様な程、俺に懐いて尻尾振る相手を、見下すと安堵しました。
支配者に憧れ、支配欲に塗れ、
愛してるを欲しがりながら、
愛しても良いのだろうかと戸惑う。
愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して。
君の目に見える俺は、綺麗かな?
「さよなら」は痛いんです。
貴方も、俺に振り下ろしたナイフで傷つくのに。
嗚呼、他人のナイフなら、俺達が受けてあげる。
君のナイフも刺されてあげる。
それでも愛しちゃって愛しちゃって、
離さないから安心したら良いの。
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