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わーーーーーーーーーっ!!!
それまで、息をつめて観ていた観客が、一挙に声を上げた。
歓声と拍手が鳴り止まなかった。
K高校のメンバーは、その反応に驚きながらも、大きく手を
振って声援に応えた。
みんなが笑顔で、拍手してくれている!
K校のメンバーは、その熱気に感動していた。
なんだかいつもの風景とは違う、感動が大波のようだ、皆が
その時そんなことを感じていたのだった。
放送室で
裳狭も、顔の前で握っていた両手に、涙がこぼれているのに
気がついて、驚いて、頬を手の甲で拭った。
できれば、勝たせてやりたい!
裳狭は、自分がライトを上げられたらと心から思っていた。
体育館の奥の壁際で、いつまでも拍手している男達の中に
山田もいた。
「ほら、おまえのライトだ。」
山田はそれを受け取ると、ギュッと握り締めた。
キラ達バンドメンバーも、勿論このダンスに拍手と声援を送っていた。
「なあ俺達、いい曲作ったよな!
あいつらにぴったりだよな!!」
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