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ゆうき先生は笑いながら、Y校から次のL高校にマイクを渡した。
「ありがとうございます!
私達は、素晴らしい先生にご指導いただき、自分達の
ダンスを踊ることができました!
この舞台で踊れて、本当に感激してます!ありがとうございました!」
ゆうき先生が、質問した。
「3つのチーム分けはみんなで考えたんだ?」
「はい、踊りの振り付けとか曲で、自分ならどれを踊りたいかって。
先生とも話し合いました。」
ゆうき先生はうなずいた。
マイクはK高校の部長に渡った。
「あの・・・自分達が楽しくって、ほんとにもう、毎日が
ものすごい勢いで過ぎていった感じです。
今も、夢中だったので、もう終わったの?って・・・
ダンスバトル、もっと続けたいです!!」
会場から大きな拍手が起こった。
ゆうき先生が、マイクを受け取ると、会場の方に目を向けた。
「さあ、最終審査です。
ここからは、1校ごとにライトを挙げていただきます。
優勝だと思う高校をコールした時に、ライトを挙げてください。
最初は、Y高校。
二番目は、L高校。
三番目は、K高校、という順になります。
一度きりですので、間違わずに挙げてください!
では、いきましょう!」
ドラララララララララララーーーーーー
「 Y高校が優勝だと思う人、ライトを挙げてください。」
集計が始まった。
大きな歓声があがる。
Y高校ダンス部も一生懸命数えていた。
「・・・はい、大丈夫ですね。
次は、L高校。
L高校が優勝だと思う人、ライトを挙げてください。」
L高校のメンバーは、ステージに20人全員が上がってきて
みんなでライトを数えていた。
「それでは、K高校が優勝だと思う人、ライトを挙げてください。」
ドラムロールが続く中、皆が一生懸命数えていた。
ゆうき先生が集計結果を見て、笑いながら言った。
「皆さん。
どうやら2回挙げてしまった人が沢山いますね~!
ちょっと待ってくださいね、えーー
顧問の先生、皆さん上がってきてくれますか?」
今回参加した学校の顧問が全員上がってきて、ゆうき先生と
協議に入った。
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