第3章 「 ファイナル・ステージへ 」

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山田は体育館から急いで外へ出ていた。 鬼イチが、山田を追いかけてきて、声をかけた。 「よかったな、優勝できて。」 「はい。ありがとうございました!」 鬼イチは振り返っては頭を下げる山田に、手を振った。 他の仲間達が鬼イチに追いつくと、言った。 「山田も、嬉しそうでよかったすね!」 「頑張った甲斐があったんじゃないか?」 「はああ、納屋実ちゃん、かわいかったな~~!」 「おいおい・・・」 会場では、他校との交流会の話でまだ盛り上がっていた。 そして次回のダンスバトルをどこで開催するのか、という話では 他校は次々と手を挙げるのであった。 納屋実は、ゆうき先生にダンス部打ち上げに来てくださいと話を した。 「今日はだめだが、別の日なら・・・」 「えーーーー?! 先生、ちょっとでいいですから顔出してください~! ファミレスでやってますから!」 「おー、わかった。 こっちも先生達で打ち上げやるんだ。 だから、早い時間なら少しだけな。」
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