第4章 「 これからのふたり 」

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ゆうき先生にみんながダンスを習いたいと、言い出した。 「部活内でか~!そりゃあ、ダンス合宿とかかなあ? じゃ、今度考えて先生達と相談するから。 これから先生達と打ち上げでね。  じゃあ、みんな遅くならないように。帰りは気をつけてね。」 先生は疲れも見せずにさっと帰っていった。 ふーーっと納屋実は息をはいた。 「先生ってさ、答えいっぱい持ってるよね。 時々、驚かされるけど。 そうだ、リハーサル! 私達に内緒でキラ達が来たのって 誰のアイディアだったの?」 斜め向かい側で、裳狭が目線を泳がせていた。 キラが指差していた。 「こいつ。」 「えええっ?!裳狭、裳狭だったんだ!」 Y高校のメンバーが笑った。 「へへえ~!」
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