第一章~闘う理由~

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その大きな爆弾目覚ましすべてを愛は顔面で受け止めた。 「アアアアア~~~ウアアアアアア!!!」 もの凄い悲鳴を上げると、 積み重なって顔にいる爆弾を払いのけると、 そのまま棚から飛び降りて、 ベッドに横たわり悶絶した。 ベッドのまくら元の辺りに爆弾目覚ましが散乱するその間に体を固く丸めこんで横たわる。 「ぶぇ~」 涙目になりながら、 その一秒後起き上る。 中々のタフネスだ。 だけど、 愛の顔面は悲惨なことになった。 眉間から鼻や唇にかけてすべてが腫れ上がりたんこぶになっていた。 じかに重たい目覚ましを五個とも受け止めた鼻の頭は皮がむけて、 血が滲んでいた。
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