第一章~闘う理由~

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鼻を少しだけ弄ると、 まだ鳴る目覚ましどけを片っ端から黙らせた。 そして、 残りのまだ鳴る目覚まし時計を消しにかかる。 さすがに、 このまま放置していれば苦情が来るだろう・・・。 慌てて消しに行ったのだった。 背の低い、 6段からなる二つ連なる木の箪笥の上に、 普通のベル音が鳴るのが二個あった。 それを早押しで静かにさせると、 極めつけに、 ベッドから一番遠い学習机の上に仕掛けていた4個の電子音のする目覚ましの所までいく。 その前に立つと首を回し、 それを黙らせた。 「今日は朝からハード。 そして、 またハードになりそうだな・・・」「まさに、 イチハード去って、 もうイチハードって感じだ」
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