第一章~闘う理由~

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その時は、 瞑目したが、 今は愛されていると心から感じる。 この名前もそうなのだ、 世界中の誰かも愛されるようにと、 “愛”と名付けられたのだ。 家族の愛を再確認しながら、 愛はクローゼットを開けるとその扉の鏡に映り込んだ後ろの窓に人影が見えた気がした。 「なっ!!」 はっとした瞬間だった。 「ギャアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」 ガッチャーーーーーーンンンンンン!!!!! 家じゅうに響き渡る悲鳴の後に窓ガラスの派手に割れる音が重なった。
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