第一章~闘う理由~

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 これは、 己が生き残るための戦いなのだ。  生まれた時からそう決められて、 気が付いたら戦わされていた。   同胞と不毛な闘いをするという、 課せられた悲しき宿命を背負い、 生きるために行う出来事。  絶望なんてしない。 むしろずっと笑顔でいる。  悲しき時代に花を―  そして、 苦しい日々に拍手喝さいと激励を―  この身にまとうのは、 貰った希望と望んだ夢。  そこだけがちょっとヒーローに似ている。  さあ、 今ここで生きるための葛藤の剣。 弱肉強食の刃、 いざ交えん・・・。
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