プロローグ

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何故、ハザードと戦うために作られたハザード殲滅隊である音羽がハザードであるリネアと行動を共にしているのか、それには理由があった。 音羽は空を見上げるのをやめると帰るために歩き出した。 品川区の住宅地をすぎ、来ていた迎えのヘリに乗ると音羽は景色を見ながら昔の事を思い出していた。 そう、あれは1年前に起きた出来事が始まりだった。 今でもたまに音羽は思うことがある。 『あの時、俺も死んどけばよかったな』と。
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