プロローグ

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「音羽様、先程から顔色が悪かったです。……もしかして、姉の事が関係しているのですか?」 リネアは、クレア・ミルストの妹である。 音羽はリネアに恨まれるような事をしているのに、彼女は音羽に一切そのような感情を持ったことがない。 むしろ、今みたいに音羽の心配ばかりしているくらいだ。 「音羽様、私でよろしければお力になります!ですから、1人で抱え込まないでください…」 目から涙がこぼれそうな表情で言うリネアの頭を音羽は撫でた。
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