プロローグ

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なんでここまで心配されるのだろうか… 音羽はそう思いながらも別にそういう感情を持たれるのは嫌いではなかった。 むしろ、クレア・ミルスト殲滅作戦から音羽は人間として見られなくなっているので、自分の事を心配してくれる者がいるのは嬉しい事だった。 昔は支え合える仲間が多くいたのだが… 音羽はリネアの頭を撫でながら 「心配してくれてありがとな」 リネアが顔を赤くして頷くと、音羽との距離に気付いたのかすぐに離れて向かい側の席に座った。
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