特種の階級を持つ者

3/42
前へ
/105ページ
次へ
『防衛の方はどうだった』 「蠍のハザードが1匹。あと、護衛兵のリーダーが腐ってた」 『ん?腐ってたとはどういう意味だ?』 「使えないクズだったってことさ」 呆れながら答える音羽に士郎は笑うと 『そうか、なら品川区の護衛兵のリーダーには相当な罰を与えなければならんな』 「あんたならマジでそれができてしまうから恐れ入るよ」 音羽の言葉の使い方に茶髪の女性は睨みつける。 それも当たり前だ。 士郎は焔家長男で階級は中将。 対する音羽は中尉、しかも特種付きだ。
/105ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加