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『防衛の方はどうだった』
「蠍のハザードが1匹。あと、護衛兵のリーダーが腐ってた」
『ん?腐ってたとはどういう意味だ?』
「使えないクズだったってことさ」
呆れながら答える音羽に士郎は笑うと
『そうか、なら品川区の護衛兵のリーダーには相当な罰を与えなければならんな』
「あんたならマジでそれができてしまうから恐れ入るよ」
音羽の言葉の使い方に茶髪の女性は睨みつける。
それも当たり前だ。
士郎は焔家長男で階級は中将。
対する音羽は中尉、しかも特種付きだ。
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