特種の階級を持つ者

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「う~ん…これ以上遅くなると焔家の長男様に怒られそうだからな…車でも使うか」 新宿の拠点から渋谷の拠点まで車でそんなにかからないだろう。 むしろ、ヘリを使う方がどうかと思ったが、まぁ、ヘリだと10分もかからないだろうし、空を飛ぶハザードに出くわさない限りは安全だから便利といえば便利だ。 それに、この辺りでは空を飛ぶハザードは滅多に目撃されないから安全性は高いだろう。 それに比べて車だと他のハザードに出くわす事もあるが、音羽達の実力ならば問題なかった。 「はい」 リネアが頷いたので音羽達はヘリポートを後にして軍車が置いてある車庫へと向かった。 「んじゃ、行くか」 音羽は車のエンジンをかけて、車を走らせた。
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