特種の階級を持つ者

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「……」 音羽は明治神宮の方向を見る。 正直、リネアが警戒するほどの何かの正体を知りたいという好奇心がある。 もう一度リネアを見ると彼女は心配そうな表情をしている。 「……」 音羽は刀を鞘に戻すと車に戻った。 それを見たリネアが少しホッとしたような表情をした。 「こんな所で時間をつぶすわけにはいかないからな」 今は渋谷の拠点に行くことが最優先だ。 音羽が運転席に乗り、リネアも助手席に乗り込むと再び車を走らせた。
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