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車を走らせて明治神宮前を通り過ぎるとき、音羽は明治神宮がある所を一瞬だけ見て前を向いた。
だが、リネアが警戒するほどのハザードって…もしかして…
「まさかな…」
音羽は独り言を呟いた。
渋谷駅を過ぎ、車を走らせると渋谷の拠点が見えてきた。
周りを新宿のように色彩石を含んだ防壁が並んでいる。
「ん?」
渋谷の拠点に近づくにつれて音羽が違和感に気づいた。
「煙があがってる…!」
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