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「う…うおぉぉぉ!!」
中には勇気を出して蠍に立ち向かう者もいるが、身体を切断されたり、貫かれたりと瞬殺されていった。
残りの護衛兵はその光景をただ眺めているだけ。
向かった所で殺される…。
そんな恐怖からもう蠍に向かう護衛兵はいなかった。
蠍は向かってこないのがわかったのか防衛ラインを突破するためにゆっくり進みだした。
「き…来た!?」
「逃げろぉぉ!!」
「死にたくなぁい!!」
護衛兵達はもう逃げ惑うばかりであった。
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