厄介者

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「さてと、今日は何を話すかなぁ。」 僕「毎回、会いに来る目的が謎なのですが。」 「だからさ、妹のためだって。 あいつの許婚なんて気になって仕方ないしなぁ。」 僕「幼馴染だからと言って、世話を焼く必要があるのですか。」 世話を焼くためだけでは無いと、感じている。 「椿がこれ以上辛い事になるのは避けたいからなぁ。」 僕「僕が相応しく無いと仰るのでしたら、 どうぞ他の方をお探しになって下さい。」 「他にあたれってか?総司はそれで良いのかよ?」 許婚の存在が無くなれば・・この生活から抜け出せない・・ それを知っていて言っているのがわかる。 僕「貴方は厄介なお方ですね。」 「さぁ、どうだろうなぁ。」 この僕が・・屈服せざるを得ない相手・・。
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