厄介者

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それから、椿と言う名の許婚の事を話し出す・・ 真面目で・・優しくて・・不器用だと知った・・。 僕「何故、軟禁されてるかは教えては頂けないのですか。」 「俺が言うのは簡単だけど、それだと意味がないだろ。」 僕「意味がよくわかりません。」 「お前の過去を、俺が椿に伝えたらどうなるよ?」 僕の過去・・人から伝えられたくは無い・・ 僕「ですが、言葉を失っているのでしょう。」 「どんな形でも、自分で言うべきだろ。 伝える事で、何かが変わると俺は思うけどなぁ。」 変化・・僕も・・相手も欲しい物だろう・・ 手に入れるのは・・容易く無いとしても・・。 僕「そうですね、仰る通りだと思います。」 何も考えていないようで、痛い所を突いてくる。
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