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エキドナ(古希: ?χιδνα, Echidna)
ギリシア神話に登場する怪物である。
上半身は美女で下半身は蛇で背中に翼が生えた姿をしている。
「蝮の女」がその名の意味。
ヘーシオドスの『神統記』ではクリューサーオールとオーケアニデスのカリロエーの娘とされるが、出自については様々な異説がある(ガイアとタルタロス、またはポルキュースとケートーの間に生まれたという説がある)。
また、テューポーンの妻でケルベロスやヒュドラーなど多くの怪物達の母でもある。
テュポーンがエトナ火山に封印された後、息子のオルトロスと再婚し、ネメアーの獅子やパイア(クロミュオーンの猪)、スピンクスを産んだとされる。
『神統記』では不死の存在とされているが、ペロポネーソスで家畜を襲っていた際に、百眼の巨人アルゴスに殺害されたという説もある。
元はスキタイ地方の女神だったと考えられている。
なお、英語のエキドナ(echidna)はハリモグラを指す。
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