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 その夜、隣のお姉さんがやって来た。俯いて、どこか寂しそうにしていた。僕は壁をすり抜けて見たり、置いてあったみかんを浮かせたりして彼女を笑顔にしてあげたかったけれど、彼女は全然笑ってくれなかった。その後、僕たちは運ばれていく僕の体を見送って泣いていた。そして泣き終わると、それじゃ行こうかと言った。僕はお姉さんとようやく一緒に出かけられると思い、笑顔で空への道を上って行った。
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