0人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
「もし、俺に何かあったら俺たちが出会ったあの場所に行ってくれ」
彼はきっと予測していたのだろう。
「何冗談言ってるんだよ。死亡フラグか?」
何を言い出すのかと、俺は小馬鹿にするように笑った。
だから、突然そんなことを言い出した彼の言葉は、三歩歩けばもう忘れていたことだった。
あの時僕が気付いていれば、あんなことにならなかった。
そして、僕はここにいなかっただろう。
最初のコメントを投稿しよう!