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なんで坂崎が…一体何の正義感なんだ。
たしか…妹がって。
オレがふざけたノリで振ったあの派手なアイリちゃん。
全然坂崎の妹らしくない。
つき合ってくれって言うから、
「歩道橋でヤらせてくれたらつき合ってもいいんだけどな~。あ?無理?ザンネ~ン。」
なんて返しても
「センパイ馬鹿すぎ~アハハハ~。」
って大笑いしてた。
………。
坂崎!ホントにコレは何の正義感なんだ!?
今日のコレは『教室でオナニーショー』のはずだから、多分ヤられることは無いよな…。
最悪の場面を想像して、まだ大丈夫だと自分を慰める。
坂崎の右手というヘルパーを得たオレの股間はギンギンとまではいかないが、まあ、どうにか勃つくらいまでは育っていた。
もう、ほとんど坂崎の手で育てられてて全然オナニーショーでもなんでもないけどな。
ベルトも外され開放的にもてあそばれているが、自分で乱雑に扱ったあげくのヒリヒリ感も残ったこの状態でイクのはちょっと難しそうだ。
どうしたものかと思っていると、急に腕を引かれて椅子から立たされた。
そのまま下着ごとズボンをおろされると、また押されて椅子に座らされる。
近くの椅子を移動させ、膝をつかむと、おろされたズボンのからむ両足を座面にのせられた。
何がしたいのかわからなくて様子をうかがうオレを坂崎はちょっと見つめて、おもむろにスマホを取り出し撮影を始めた。
パッカリと開いた膝と丸見えの股間。
とたんに羞恥でカッと身体が熱くなった。
無言で淡々と撮影のためのセッティングをされていたのかと思うと、素直にしたがっていた自分がはずかしくなる。
足を閉じて恥部を隠しても、嫌がる様子を撮影されているというのがまたはずかしい。
撮影を終え無理矢理見せられた写真は…。
羞恥に染まる顔を見せまいと身をよじり、扇情的にも見える全く知らない自分の顔のアップだった。
「次は公園のトイレだったな?」
予告されたオレにはまだ『身をもって体験』が必要と判断されたってことだろうか。
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