第2章 面接です。

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さっきまでケサランパサランを探していたはず・・・ ナカバ「・・・真っ暗だ」 ケセサランパサランを探してて、生態について考えていて・・・あっ・・・トラックに引かれたんだ。 せっかく面接の場所を聞けると思ったら、これですからね。 先方には悪いことしてしまいました。 と、なると。 ここは死後の世界ですかね? 思ったより、死んだ感覚はありませんね。 手も足も見えますから、幽霊のあの姿はフィクションですね。 何故あの姿に幽霊は描写されることが多いのでしょう? 自分の死んだ事よりも、幽霊の描写について考えていましたが、聞き覚えのある声で現実に戻されました。 「・・・しもーし、もしもーし。」 ナカバ「んっ?考え事をしていました。どちら様ですか?」 「入り込むタイプなんですね。ではこれから面接です。」 ナカバ「臨死体験で面接とは斬新ですね。」 「中羽君は死んでるから、臨死ではないよ?」 ナカバ「名前を知っていると言うことは、あなたがマオウさんですか?」 マオウ「そうです。はじめまして、マオウです。」 ナカバ「真坂中羽です。よろしくお願いします。」 マオウ「死んだ事は気にしないの?」 ナカバ「まぁ、死んでしまったらしょうがないですよね。面接に行けなかったから、こうして面接の形の臨死体験をしているので、今は面接に頭を切り替えています。」 マオウ「やっぱり君に決めて良かったよ。」 ナカバ「ありがとうございます。」 そして面接がスタートした。
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