第1章

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天堂 白(てんどう・はく) 性別:♀。年齢不詳(見た目は15ぐらいの少女) 雪のように真っ白な長髪と白い肌。そして真紅の瞳をもつ少女。 体が弱いので24時間365日、店内に引きこもっている。店の中に居ても最低限しか動かない。 本人曰く、太陽の光を浴びるとアイスのように溶け、運動すると全身筋肉痛で2週間は動けなくなるとのこと。 流されやすく飽きやすい性格で、ちょくちょく趣味が変わる。ミステリアスな見た目に反してかなりの現代っ子。 白は、人間が口にする食べ物が食べることが出来ず、変わりに他者の記憶を食べることで腹を満たしている。 白の食べる記憶に味覚があるようで、体験した記憶の種類、感情によって甘かったり、辛かったり、酸っぱかったりと味がそれぞれ違うらしい。楽しい記憶や嬉しい記憶は甘い味が多く、逆に悲しい記憶や辛い記憶は辛かったりしょっぱい味が多いとかなんとか。 白は、相手の頭に触れることで記憶を奪うことが出来る。 =========== 店名はなし(看板は立ってあるが、何も書かれていない) 彼女の店では自身の記憶を売ることができ、1日単位で記憶の買い取りをしている。 1日最低100円から、記憶の内容・味によって値段が変わっていく。 例えどんなに悲しくて辛い記憶であろうが、それが濃密な記憶や味なら高値で買い取って貰える。 店の性質上、相手の忘れたい悲しい記憶を買い取ることが多く、白本人も気付かないうちに辛党となり、若干の味覚障害を引き起こしている。 よく甘い記憶は食べたいとぼやいている。 年中無休で店は開いており、客が来ない間は株で資金を稼ぐか、ネトゲで廃人プレイをしている。 白は自分自身の記憶も食べることが出来るが、全くの無味でまずいらしい。 ========= 宮村 新太(みやむら・あらた) 性別:♂。18歳。 黒髪黒目で一般的な日本人。 あることがきっかけで、白が雇ったアルバイトという名のパシリ。 全く動かない白の代わりに、店内の掃除や株で得た現金の調達など様々な雑用を文句を言いながらもこなしている。 戦闘能力皆無な白と違い、身体能力も高く護身術を少しかじっている。
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