第1章

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義広くんの事を考え、ぼけってしている私に比呂恵が、 「ねぇ?朱里聞いてる?明日卒アル持ってくるから、もし好みの子がいたら紹介してあげる!」 まぁ見るだけ見て、適当にタイプはいないってことにしようかな…。 「ありがとう。期待してるね。」 次の日、さっそく比呂恵は卒アルを持ってきた。 そして、同じクラスだった男の子を指さし、 「ねぇ?彼なんかどう?おもしろいし、スポーツマンだったよ!!確か今、となり町の工業高校に通っているはず!」 ちょっとカッコいいかも…。今、どんな風に変わっいるのかな?ちょっぴり興味ありかも? 「なかなかカッコいいね!!」そう言うと、比呂恵はニコニコしながら、 「じゃ家に帰ったら電話してみるね!!」 比呂恵は私の返事も聞かずに自己決定していた。
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