第1章

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翌朝比呂恵は私の顔を見るなり、 「今度の日曜日、バスケの練習試合があるから見にきてだって!!」 日曜日?明後日じゃない…。嘘でしょう? そんなこと考えているうちに日曜日を迎え、比呂恵と一緒に試合会場にいた。 「あ!朱里あの子だよ!!背番号7の子!」 第一印象はカッコいい!卒アルで見た時の幼さがなくなり、シャープなイケメンの高校生。 「卒業してから会ってなかったけど、かっこ良くなってる。朱里的にどう?」 「確かにかっこ良いけど、もう彼女いるんじゃない?」 「電話した時確認したけど、今はフリーだって!! クラスメイト紹介するって言ったら、楽しみにしているって言ってたもん!」 でも私的には、彼と同じ高校のチームに私のタイプの男子がいた。 でも、比呂恵の手前内緒にすることにした。
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