あの日に彼女笑顔が忘れられない

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一話 日常 ある日の事だった 彼女が最後に笑った後のこと 世界は果てしなく未知に包まれた 感染症が相次ぎ続々増えていく 僕はそれを消さなければならない だがそれもつかの間 彼女は地下室で奴らにやられた だが……感性者として襲いかかってきた 俺は武器で切ろうとした だけど脳裏に浮かぶのは あの笑顔と言葉 『逃げて……』 俺は涙がこぼれながらも彼女を切った 彼女が奴らにやられた話 2週間後の話 その話より遡ること ー1ヶ月前ー あの日、俺たちはー 床を眺める少女 生存者は、僕含めて4人 地下はジメジメしてる…… 地上に出たいが……感性者がうろついて出れない 部屋の中から声が聞こえた ねぇねぇー外に出ようよー この小さい子は一応高校生 うるせぇぞ……ちっこいの 初発から喧嘩を売る馬鹿は大学生 …… 寝てるやつが高校生 ニートで存在がわからない 僕は高校生だ 先々のことを考えたい…… こんな場所では何もできないと思いながらひたすら天井を見つめるだけ これはまだかすれ話にしか過ぎない
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