第1章

13/36
前へ
/45ページ
次へ
それにしても、姫花には性欲をそそらせる何かがあるようだ。加護心に包まれ、性欲を制御するが、無性に性的悪戯をしたくてしたくてたまらなくなった。 教会前で荒海勇馬(アラウミユウマ)と深海初(シンカイハジメ)に会う。俺のサーファー仲間だ。俺は夏海だから3人揃って地元では〝SEAブラザーズ〟と呼ばれている。 「おお、姫花ちゃん」 勇馬が下心丸出しで姫花の顔を見る。 姫花は俺が助けるのを期待して縋るように俺を見つめていた。勇馬に対して怯えている。 心境は分からないこともない。いつも無茶苦茶な犯し方を考えるのは勇馬だ。次、ヤる時は蝋燭を垂らしながら、穴という穴をモノで埋めてやろうと提案していた。 それに対して初は姫花に消極的だ。勇馬の過ぎた発言を撤回してくれるという面ではバランスの取れた2人だろう。 「ちょっとは胸大きくなったか?」 俺は勇馬に笑いかけた。 「姫花はブラ、着けてない方が気持ち良いって。取ってやれよ」 「え?俺がやるの?姫花、変態じゃん」 姫花が泣かないよう気を振り絞っているが、それが面白くて俺は男連中の前で姫花の服を破いてやった。 花柄のピンクのブラを力任せに千切る。 半裸の姫花が枯れたマリーゴールドのように泣き出した。
/45ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加