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刺青師自身、それはよく分かっているようだ。だから、日頃常にビジュアルに気を遣っていた。赤い髪に染めてあるのも白いローブを汚さないよう食事するのも休日変装して話術を学んでいるのも全て〝信者〟を増やすために過ぎない。
俺もただのタコではない。
ウナギでもなければ、イナゴでもない。
ウナギで姫花のある部分に入れる妄想をしていたら、たまらなく興奮して来て、痛いぐらいのズボンのチャックを外すと、露わになった姫花の胸に精液をぶっかけた。
勇馬がからかう。
「早漏かよ。もっと楽しめよ」
初は刺青師の視線を気にしてか、いつものように姫花の胸をしゃぶったりしない。
勇馬は俺の精液を手ですくい取り、姫花の口に乱暴に押し込んだ。
「自分で掃除もできないのか?」
姫花は観念したかのように精液を舌で舐め取る。
勇馬がせせら笑いながら、自分を姫花の口に突っ込ませ、白いドロリとした生暖かい液体を一気に喉の奥に滑り込ませた。
俺は姫花の髪をむんずと掴んだ。
「美味しかったか?」
姫花が吐きそうに顔を歪める。
だが、必死に頷き、泣き出した。
「不味かったのかよ!?」
俺は大声を張り上げ、車椅子を蹴飛ばす。
転倒した車椅子の下で姫花が俺に縋り付いているのを見て、快感に酔い痴れた。
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