第1章

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カルムの手紙1 お前が生きているから俺も生きていられる。いつか呪いを解いて2人で式を挙げようぜ。それまでは我慢だ。 俺の病気のことは知ってるよな?呪いってか、もう病気だよ。親父もお袋も親戚も喧嘩友達もみんな死なせてしまった。姫花、死にたくなければ俺を存分に恨め。そうでないと困るのは俺の方だ。お前のこと俺は…。 ダメだ。怖くてこの先の言葉が書けない。お前を失ったら、俺は自分で自分を殺すだろう。 お前は優しいから何て言えば生きててくれるか、俺、知ってるんだぜ? 「レイプされても俺がずっと側にいる」 なんか違うなあ。 「恨め、愛してるが愛し返すなら、殺す」 生きててくれ。 ただし、俺はもうお前の夏海凪じゃねえ。 【死神サーファー】が新しい俺だ。 若神父様曰くバーチュは気まぐれで俺達に呪いをかける程、軽はずみなヤツじゃねえ。 俺達は記憶にないだけで何かしてしまったんだ。 これからも俺は原因を探っていく。 華園姫花だけは死なせない。 何があっても。 くれぐれも俺に情をかけるなよ。 俺、お前を性玩具ぐらいにしか思ってないからな。 俺を愛したら、殺す。 ただこの手紙で生きながら得てくれ。 頼む。 愛してた。
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