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事故にあった。
歩いていて、車が突っ込んで来たのだ。
「あんたはどうしてこうも心配が絶えないのよ」
そんなことを母に言われる。
生活してればケガなんて珍しくない。
歩けばつまずき、走ればこける。
「それにしたって運が悪すぎでしょう」
ぐったりした母には申し訳ない気分になるが、反対に運は良くないか?
「どこがよ!?」
だって、生きてるよ?
「当たり前でしょう!!」
あ、さらに怒らせてしまった。
んにゃ、悲しませた?
あうう、怒鳴り声がひびく。
「あんたは歩いてつまずくぐらいじゃないでしょう」
階段を踏み外して背中から落ちる。
増水して境目がわからなくなった用水路にはまる。
ジャングルジムからの飛び降りっこをしてて服が引っ掛かり、頭から落下する。
三輪車でカーブを曲がろうとして倒れ、倒れた先の有刺鉄線が首に刺さる。
むむむ、こうして連ねてみるとちょっと凄いかな。
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