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この大袈裟な評価を、もちろんこの時の僕は真に受けていなかった。
しかし、唯斗がここまで言うのなら、僕はそれに乗るしかなかった。だって、唯斗は必ず面白いことをやってのけてくれる奴だから。
もう一度言っておこう。これは、“カレーライス”という料理がまだ世界に存在していない平成という時代に、僕と高山唯斗が巻き起こす、ささやかな革命の物語である。
「巻き起こすぞ、カレーライス旋風!」
これが全てのはじまりだった。
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