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ブルッ…… やっぱり身体が震える。 瞳を開けると、夜明け間近の景色が見えた。 そのままテラスのシーツの上で寝てしまったみたいで、身体がイタイ。 もうじき夏が来るとはいえ、カーディガン一枚羽織ったまま外で寝ちゃうってどうなの? って呆れちゃうんだけど、たまにやっちゃうんだ。 夏場とかは特に。 意外と自分の身体は頑丈なんだって尊敬する。 とにかく、朝が来るし、 とりあえず伸びとこーか。 んんーっ……! と、横になったままの状態で思い切り手足を伸ばした瞬間だった。 あ……れ…… 何? 何か手に当たった。 柔らかくて、ほんのり温かくて、まるで、 人間の肌のような―… 手を伸ばした方向を見てみると、 「っ!?」 本当に居たっ! 人間が!!
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