39人が本棚に入れています
本棚に追加
「……」
寝てしまったのだよ!!
バカみたい
「高澤?」
桜井は気づいてたのかな…
ガッツリ寝ちゃった訳ではないけど、何度も寝るな寝るなと唱えても目はくっついちゃって。
一部分、記憶が定かじゃない。
私のバカ~
いつも寝ない人なのに、なんで今日に限って。
「寝てたこと気にしてんの?」
「っ、やっぱり気付いてたんですね」
引きつり笑いになる。
「そりゃあね…何回か乗っかってきたし」
うわわわ、マジかい
「ご、ゴメンなさい…」
「あ?別に謝ることはねーだろ
飯食いに行くかー」
桜井は足の向きを変えて、歩き出した。私は後を追う。隣に並ぼうとしたけど、一歩二歩下がってしまう。
桜井は、不思議そうに振り返ってきた。
「速かった?」
「あ、大丈夫…ゆっくり行くから、桜井気にしないで歩いてて」
「……」
ねー見てー。あの人モデルみたい
今の人イケメンじゃね?!
あらゆる所から声がする。流石に、桜井も聞こえてるよね…。
桜井をチラッと見た。
最初のコメントを投稿しよう!