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後ろからでは桜井の顔は窺えないけど、気にしてる様子は、なさそう。
やっぱり、カッコいいんだよね
今時の男の子って感じだし
「何食う?」
「!?」
いつの間にか、隣にいてビックリする。
「…なぁ、寝たことまだ気にしてんの?」
当の本人は、気にしてないんだから良いじゃない
自分でそう言い聞かす。
「ううん。気にしてません。大丈夫です」
あっそとあしらわれ、食べたい物を言ってきた。
「ラーメン食いたい。ラーメンでいい?」
…ガッツリ系だなぁ…
女子とのお出かけでは、ラーメン屋に行くなんてことほとんどないから、少し斬新な気持ちがした。
「うん」
桜井のオススメだと言う店に行って食べて、もうすっかり夜で、帰ることに。
「じゃあ、私こっちだから」
と、帰る気満々で言う私。
「ホント男の気持ち考えてくれてねーな」
え?と聞き返そうとしたら、桜井はスッと私の内側に入った。
帰るホームの方へ降りていく。
「あ、桜井くんもこっちなんだね」
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