第1章 密室
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部屋に入ると拓也が大の字で床に転がっていた。 ベースアンプの近くでベースを持って倒れていた。首にはシールドが巻き付いているように思えた。 山下が拓也に駆け寄る。揺さぶるが反応が無い。 葉山、奈々、高野部長の三人はその場で銅像のように身を固くした。
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