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「本当に来て良かったよ。見える?毎日こんな太陽を浴びて暮らしてるんだ。さっすがフロリダだね!」
画面の向こうの望は
眩しいばかりの景色を映すと
満面の笑みで肩をすくめて見せた。
「馬鹿が。そこはカリフォルニアだ」
最新機器も拾わないほど小声で
征司が吐き捨てる。
本当はそんなこと
どうでもいいんだ。
「それはよかった。ところでアレはどうしてる?」
いよいよ本題に入った。
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