同好の士

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「まずはこっちからこっちを赤組、そっちを青組としましょう。合戦と言うからにはチーム戦です。書いていただくのは一文字ですが、人の身体の部位に限ります」 「手とか足とかですか?」 ちよさんが控えめに尋ねた。 「そうそう。その調子です。ただ、手足じゃ今ひとつ色気が足りません。皆さんできる限り助平な字を思い浮かべて下さい」 生徒さん達の頭の中で、何かがぐるぐると回り出した。 「お題は私が出します。皆さんはそのお題の文字に勝てるようなゑろい文字を書いて発表して下さい。私が独断と偏見で点数を差し上げます。点数が多い組が勝ちです」
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