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まあだが、さすがに今日の一件については問いたださなければならない。
とはいえ、頭のどこかではなんとなく察しがついていたりもする。
まあ念のためだ……。
「なあ、輝夜。何で今日は、こんな荒っぽい登場の仕方して来たんだ?」
「昨日の見たアクション映画に魅了されちゃいまして、窓をぶち破れと私の熱きハートがもえあがる。いや~初めてやった割には中々の出来だったよ。てへっ!」
可愛い…なんて思ってたりはしないんだからな。
と夕弦は、自分の感情に蓋をして、頬に薄く赤みを浮かばせては、そっぽを向く。
こいつのこういう仕草はぶってるわけではなく、自然体。
不意打ちには、対処が追いつかない。
しかも…
「あれ、ゆーちゃん?なんか、顔が赤くなってるよ?熱でもあるの?私に見とれたの?欲情しちゃったの?全く可愛い奴。そんなゆーちゃんには、私がギュッてしてやるのだ!」
こうやって、彼女ー九桜輝夜は人の顔をみるなり図に乗って人をおちょくるのが大好きなのだ。
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