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あれをもろに受けて気絶していないとは、どういった身体の構造してるんだ、こいつは。
まあそれよりもこんな光景、常人なら蔑みの目でもくれそうなものだが、今の夕弦の許容範囲において、この程度道端に落ちる石ころと大差無いだろう。
それも元はと言えば、この幼馴染が原因だったりもする。
けれど、こいつだけというわけでもないのも確かである。
流石にこのまま変質者を放置しておくのは、得策では無いと判断した夕弦は踵を返して、輝夜の下に足早に近づく。
「おい、俺の枕に鼻血はつけるなよ。」
「その時は、私の枕をクンカクンカして鼻血を出すことを許可しま~す。これで、私たち運命共同体だね」
「悪いが、お前の枕程度で発情するほど、俺は甘くねぇ」
このまま、図には乗らせぬため、ここで突っぱねておく。
「やはり、ゆーちゃんは一筋縄じゃいかぬか。それなら…私の脱ぎたてティーバックをプレゼント!ちょっと待ってね。今脱ぐから…」
全くの無意味。
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