第1章

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「あれ、やばくない?どうネジを弛めたらあれだけスクラップなガラクタに様変わりするのかな?」 「ええ、まずいですね。流石に私としても、あれの相手をこれからも続けていくのは、虫酸が走ってしょうがありません。のでここは現実的な一言で、突き放しましょう。」 シャーロック、アリシアはそんな台詞言われずとも理解してると言うように微笑み合い、ブラドに顔を向け直す。 2人は、一呼吸いれ今日一番の笑顔を創り出す。 そして、 『目障りだから!』 と口を揃えて言い放った。 2人はその言葉を最後に席を立ち、扉の外へと姿を消した。 残されたブラドはというと、椅子に腰をおろし、今までに浴びせられた罵詈雑言に精神が耐えきれなくなったようで…白く燃え尽きてしまった。
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