3人が本棚に入れています
本棚に追加
僕の名前はみちゅ。中学2年生。親の事情で各地を転々としているイケメンである。
みちゅ「新しい町に新しい学校か。どんな出会いが待ち受けているんだろう…よし頑張るぞー!」
夕陽が神社を赤く染める。それは恋をしろという神様の御告げなのか!?
賽銭箱に五円(ご縁)を投げて
ペコ、ガラガラガラ、パン、パン
みちゅ「彼女ができますように」
誰もいない小さな神社に僕の声が響き渡った。
背後からなぜか?寿司の匂いがしてきた。振り向くとそこにはショートカットの女の子が真後ろに立っている。
みちゅ「あっ」
誰もいないと思って大声で叫んだからむちゃくちゃ気まずい…しかも美女&大きなお山が2つ聳えている!
彼女と眼と目が合うと心臓がバクバクした。だって超至近距離に彼女がいるんだもん…お山が僕に語りかけてくるようだ
彼女は突然後ろを向いて
『ぶっ。』
みちゅ「?????」
くっ臭いー!!!オナラっすか?
そしてまた僕の方に振り向くと彼女はにっこり微笑んでから僕に抱きついてきたんだ!
僕の頭を右手で抑えて彼女の顔が近づいてくる
みちゅ「ちょっちょっと待って」
ガゴーーーン!!!
凄い音をだして彼女の強烈な一本足頭突きが僕の額にクリティカルヒット!
みちゅ「ぐあーーーーーーー」
額を抑えて悶絶していたら
パシャ!パシャ!パシャ!
彼女が携帯で僕を撮影している。
みちゅ「やめれー」
僕が弱々しい声を発すると彼女は僕に近づき
『ちゅ♪』
僕のオデコにKISSしたんだ…
そして彼女は生徒手帳を落としたふりして置くが、演技が下手でバレバレ…
落ちた(置いた)生徒手帳を確認すると満足そうな顔をして彼女は高速で逃げていった…
僕は彼女の生徒手帳を拾う
みちゅ「名前は『ゆっち』か。同じ学年で同じ学校か…」
美女だが変態?
新しい町の新しいスタートは
不安でお腹が痛くなりました。
最初のコメントを投稿しよう!