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ジリジリジリジリー
目覚まし時計を叩いて二度寝。
気がつけば遅刻寸前。ボサボサの髪をマッハで整えてトーストを口にくわえたら準備万端
みちゅ「いってきますー!」
慌ただしい朝の始まり。
みちゅ「ギリギリだっ!間に合うか?」
小走りで急ぐ僕が交差点を直進すると左折してきた自転車が飛び出してきた。
みちゅ「!?!?」
危ない!ぶつかる寸前で避けた僕
みちゅ「ペニー・ファージング型の自転車だと!?」
巨大な前輪の車高が高い自転車。だるま車と呼ばれる自転車にゆっちが乗り
ゆっち「チィッ!」
舌打ちしてからUターンして僕に襲いかかる!
みちゅ「ちょっと待ってよー」
逃げる僕を追うゆっち。学校の校門の手前まで走ってくると道路にはバナナの皮が!
ムニュと踏んでツルンとコケた僕にゆっちはノーブレーキで
ガッシャーーーン!
ゆっちが不自然に倒れてきて
『チューーー♪♪♪』
クチビルが重なる二人。
みちゅ「痛てぇーし、なにすんだーーー」
ゆっち「馬鹿ーどこみて走ってるのよ!」
みちゅ「ゆっちわざとKISSしたでしょー」
ゆっち「なんで私の名前知ってるの?ストーカー?みちゅ最低!」
みちゅ「な、な、なぜ僕の名前を知ってるでしか?」
通学中の生徒達にジロジロみられながら口喧嘩する僕とゆっち
それをみていた先生が口喧嘩を止めてくれた。
先生「おっおい…大丈夫か?」
ゆっち「この変態ストーカーみちゅに襲われました!先生助けて下さい。」
みちゅ「…」
先生「そっか…怪我はないようだな…早く教室へ行きなさい…」
ゆっちは僕がくわえていたパンを盗るとアカンベーをしてそのパンを食べながら校内へ消えていきました。
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