にゃんばすっとーりー『王道』

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僕はベッドから起き上がるとギロリとマオーを睨む。 みちゅ「なかなかやるな!」 マオー「フッ。みちゅこそな!いくぞ!」 マオーは真っ直ぐ突っ込みながら右腕でラリアート 僕は両手でラリアートを防ぐとすかさず右腕でマオーの頭を抱えこみ旋回しながらマオーの頭を地面にぶつけた マオー「ぐはー。スイングDDTだとー」 キラリと僕の目が輝く みちゅ「止めだ!」 僕はコーナーポストへ駆け上がるとリングの方をむき両手を翼のように広げる みちゅ「喰らえマオー!必殺ファイヤーバードスプラッシュ!」 僕は天高く舞い上がると膝を抱えて前に二回転しながらマオーをプレスする が、 マオー「甘いわ!」 お腹に激しい衝撃が走る みちゅ「ぐはっ。剣山か…」 マオーは両足を山にして僕を迎撃していた。 お腹を押さえて足をバタバタさせながら苦しむ僕の上半身をマオーが起こすと マオーはロープの反動を利用して鋭いミドルキックを僕にぶちこんだ ボコン!分厚いタイヤを蹴ったような音が会場に響く みちゅ「ペナルティキックだと……」 マオーはすかさず僕を片エビ固めスリーカウントを狙う! ゆっち「ワン、トゥー、スリィィィーーー!!!」 やや遅めのスリーカウントが入った瞬間、ゆっちはゴングを要請した。 カンカンカンカン ゴングの音が虚しくリングに響き渡る 僕はリングに大の字になりながら泣いていた。 マオー「試合が終わればノーサイドだぜ!いい試合だった。またやろうみちゅ。」 手を差し出すマオー。 僕は涙を振り払い みちゅ「次は負けない!」 ガッツリとマオーと熱く固い握手を交わした。 僕はライバルという親友を手に入れた瞬間だった。 ゆっちは僕達の真ん中にはいると僕とマオーの手を上げて友情を祝福した 観客も総立ちになり涙を流しながら僕達のストーリーの未来に希望と夢をみて割れんばかりの拍手で讃えていました。 会場は感動に包まれていた
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