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いや、でも同じ使い古しなら…。
はっ!今、俺、何を考えた?
そんな…俺のさっき履いてたボクサーパンツをあげるから、その子供パンツと交換しないかなんて、それはさすがに変だろう?
笠原が俺の履いてたパンツを履くなんてそんな。
いやいや、何を考えてるんだ俺。
洗濯はしないとダメだろう?
俺の脱ぎたてパンツを笠原が履いてくれるわけがない。
…俺の履いてたパンツが…笠原の股間に…。
少しのぼせたんだろうか。
頭がグルグルしてきた。
二人に声をかけて俺は一人水風呂に入った。
笠原にパンツをプレゼントするなら、最低でも新品じゃないと。
そうだ。水風呂に入って、少し頭がスッキリしてきた。
ローライズのボクサーパンツがいい。
色はピンクかイエロー。
ぴったり目のローライズなのにあえてのLサイズで、ゆるっと…。
それじゃはみ出してしまうか。
いや、それがまた可愛いんじゃないか?
さっきのゆるゆるパンツも笠原をより華奢に見せて、なかなかよかった。
テーブルか何かに乗って、クルッと回って履いたところを見せてくれたりしないかな。
ああ、それなら戦隊モノの子供パンツも履いてクルッと回って見せて欲しい。
それも新しいのをプレゼントしようか?
いや、使い古しっていうのがいいんだよな…。
ギリギリサイズってどのくらいなんだろう。
やっぱりちょっと食い込んだり?
逆に緩んでるのか?
なんども洗ってるから布地も薄くなってるよな。
結構透けてきちゃってるかもしれない…。
脳内で延々と笠原のパンツ着せ替えが展開される。
水風呂なのに、全く冷たく感じないのはなんでだろう。
「あれ?広夢まだ水風呂入ってたのか?」
陽介に声をかけられる。
どのくらい経ったんだろうか。
「根岸、どれだけストイックなんだよ!」
笠原が笑っている。
まあ、これだけクールダウンすれば、水風呂から出ても大丈夫だろう。
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