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戦の最前線というものは、一番怪我人、死人が出る場所だ。
戦が終わってなくとも、沢山の人が白井のいる場所へと運び込まれてくるのだ。
医療に携わっている人間は白井以外にも沢山いたし、その中に白井の両親もいた。それでも、てんてこ舞いとなっていた。
だが我が軍が敵陣を押していた。
その間にも会話と言う会話は出来ず、水波の身だけを案じながら、沢山の人の治療をしてきた。
何人看たか分からない程に。
それでもまだ、水波が運び込まれないことに安堵しながらも、死んでないよな?と不安でいた。
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