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とある漁師町に一人の若者が住んでいた。
名前は高梨正二、32歳だ。
漁師をしており、いまだに独身だ。
まわりからも、早く結婚しろと言われているがなかなか結婚しない。
そんな高梨にも想い人が現れた。
小さな漁師町にある医院に努める看護師をしている本宮まり子さんだ。
バツ一で子連れだがとても綺麗な人だ。
自分が沖に出て取ってきた魚を持っては好きだと告白をしていた。
まり子さんを手に入れるために通い詰めていた。
職場の仲間からも「いい人じゃないの。一回だけでも付き合ってあげたら。」と言われるようになる。
高梨はいつも魚を袋に詰めて待合椅子の所で、まり子さんが中から出てくるのを待っている。
田舎だから、よく貰い物があるのでそういう感覚でまり子さんも貰う事にした。
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